遠い記憶、忘れられた風景。

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2006年 08月 01日

北炭真谷地炭鉱総合事務所   ― 北海道夕張市真谷地 ―

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■ #023 めぐる想い ■


「怖くないです?」

廃墟撮影の話をすると決まって訊かれることだが、
私自身、そんなことはほとんど感じない。
ふつう炭鉱・鉱山などの巨大施設は非日常的で異質な風景に魅了され、
怖さなんかはどこかへ行ってしまうのである。

でも炭鉱・鉱山でも事務所となると、事情がちょっと違う。
『視線を感じる』、いや、そういう感じがするのだ。
多分、恐怖心からだと想うが、普段は感じないのにどうして…

事務所はどんなところでも一般的な造りがあり、
そして残留品などでそこに居た人の生活・活動の過去を読み取りやすく、
イメージが膨らみやすい。

それと作業は地下なのだ、
今まで多くの人たちに命を犠牲にして来たのでないだろうか?
その中には、浮かばれない魂もあるはず。


何処に?


重労働を強いられた坑内、
それとも仲間と、つかの間の休息を過ごした場所…

想いはめぐり、やがては恐怖心へと変わって行く。


   ◇   ◇   ◇   ◇   ◇   ◇


1962年(昭和37年)にそれまで鉱区内に点在していた坑務所・繰込所・安全灯室や浴場などを集約した
鉄筋コンクリート2階・地下1階建の事務所社屋。
また労組役員室もこの中に存在していた。
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by mori-to_coa | 2006-08-01 00:00 | 1996-2003


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