遠い記憶、忘れられた風景。

moritocoa.exblog.jp
ブログトップ
2009年 02月 25日

旧 十勝上川森林鉄道(王子製紙十勝上川運材軌道)遺構群

e0074643_21564874.jpg
e0074643_2157512.jpg
e0074643_21572043.jpg
e0074643_21573681.jpg


2008年05月18日・北海道上川郡新得町字屈足


飽くなき効率を求めた末に
消えたものたち

多くの人々が汗を流したはずの労働力の時代に
なぜか穏やかさを感じた


                          ●Canon EOS 40D + EF-S10-22mm 1:3.5-4.5


   ◇     ◇     ◇     ◇     ◇


元来切り出された木材は、積雪期にソリを使った馬搬や河川による流送が中心だった。
明治時代末期より簡易な軌道を使った鉄道(馬鉄を含む)運送が普及して行く
(最盛期、北海道内各線の総延長距離は約500㎞にもなる)。
この森林鉄道も十勝川上流で生産される豊富な木材を運ぶために
1950(昭和25)年、新得町屈足より建設が始まり、2年後には幹線区間約48㎞が完成している。
その後、1958(昭和33)年まで支線を敷設して行き、総延長は約70㎞までになっていた。
ただ鉄道輸送になってからも山中から木材を駅(集積地)に運び出すのは容易でなく、
伐採後3ヶ月~半年かかることもあったという。
その集材過程の効率化・機械化は、皮肉なことに運材においてもトラック運送の普及をもたらし、
森林鉄道は急激に衰退して行った。
十勝上川森林鉄道も1966(昭和41)年に廃止となり、16年という短い歴史に幕を引いている。

 
[PR]

by mori-to_coa | 2009-02-25 00:00 | 2008


<< 旧 新得町立岩松小学校      旧 狩勝高原SLホテル >>