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カテゴリ:2006( 19 )


2007年 10月 31日

旧日本軍本土防衛陣地・友知トーチカ1, 2

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2006年11月20日・北海道根室市友知


忘れかけた記憶は、
蒼い空の下から再び発信される。


                          ●Canon EOS Kiss DN + EF-S18-55mm 1:3.5-5.6 Ⅱ


   ◇     ◇     ◇     ◇     ◇


これらは第二次世界大戦の末期、本土防衛のために、
1944(昭和19)年の夏から翌年にかけて旧日本陸軍が急造したもので、
その建設には多大な労力を必要としたが、度重なる作戦変更に目的を失い、
また実戦に使われることもなかった。

市内には関連施設を含めると18ヶ所(トーチカは15基)が現存しているが、
戦後、土地とともに払い下げられたため個人所有のものが多く、
すでに存在しないものや2007年に解体されたものもあり、その存亡は安泰ではない。

ただこの友知トーチカのように映画やプロモのロケ地として使用されるなど、
有効活用の方向性が見えつつある現状でもある。

*トーチカとは堅固なコンクリート製の銃火器を設置した防衛陣地のことをいう。
 
 
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by mori-to_coa | 2007-10-31 00:00 | 2006
2007年 10月 21日

旧 大夕張森林鉄道 夕張岳線・第1号橋梁

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2006年09月26日・夕張市南部青葉町


湖上に浮ぶ幾何学の連続は
私たちを幽閉された世界に導くようだ。


                          ●Canon EOS Kiss DN + EF-S18-55mm 1:3.5-5.6 Ⅱ


   ◇     ◇     ◇     ◇     ◇


広大な森林から木材を切り出すために、古くは川による流送と積雪期の馬橇が利用されていた。
しかし昭和に入ると林業の規模が大きくなり、専用の鉄道が必要となる。
それにより1934(昭和9)~1963(昭和38)年にかけて夕張岳線を含めた5線区、計72.5㎞の森林鉄道網が整備された。
その後、三弦トラス橋は大夕張ダム建設ためのルート変更によって架けられたが、
1966(昭和41)年、路線全廃により放置されている。
たった4年間という短命であったが、普通は鉄道橋には使用しない構造を用いている貴重な存在である。

ただ現在おこなわれているダムの嵩上げ事業と平行して解体する案も上がっており、
その動向が心配されるところだ。
 
 
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by mori-to_coa | 2007-10-21 00:00 | 2006
2007年 10月 11日

旧 北炭清水沢発電所

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2006年09月26日・夕張市清水沢清栄町


炭鉱産業の繁栄の記憶は
時とともに薄れている。

当時を伝えるものが次々と姿を消し、
『観光』という名のもとに
陳腐化している現在(いま)、

石炭を知らない世代も
この谷底に残された要塞に
その力の大きさを知るだろう。


                          ●Canon EOS Kiss DN + EF-S18-55mm 1:3.5-5.6 Ⅱ


   ◇     ◇     ◇     ◇     ◇


1926(大正15)年に北炭の自家発電用に造られる。
発電力を増やすために増改築を繰り返し、炭鉱専用発電所としては有数の大きさとなった(出力5万kw)。
現在、一部が残る建物は1941(昭和16)年に造られたもの。

1987(昭和62)年に同社の夕張市最後の北炭真谷地炭鉱が閉山になり、この発電所も1991(平成3)年に休止になる。
1998(平成10)年からは解体が始まり、すでに半分以上が消失したが、
あまりにも巨大な構造物だったため完全に姿を消すには、もう少し時間がかかりそうである。
 
 
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by mori-to_coa | 2007-10-11 01:00 | 2006
2007年 10月 01日

旧 三菱大夕張鉄道・旭沢橋梁

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2006年09月26日・夕張市鹿島明石町/千年町


鉄骨で組み上げられた橋が、
自然の造形美を魅せているようで、
その優雅さに時間(とき)を忘れた。

相反するものでも、
長い歳月とともに融合を見せる。



                          ●Canon EOS Kiss DN + EF-S18-55mm 1:3.5-5.6 Ⅱ


   ◇     ◇     ◇     ◇     ◇


深い沢から立ち上る橋脚に支えられたトラスガーター構造の設計は異質そのもの。
独特の形状には人を惹きつける存在感があるうえ、経年により周りの自然とも調和しているように想える。

この鉄道は1897(明治11)年に三菱大夕張炭鉱の専用鉄道として敷かれ、
石炭輸送だけでなく、職員とその家族をはじめとする地域住民の交通手段として愛された。
廃止は1987(昭和62)年。
 
 
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by mori-to_coa | 2007-10-01 00:00 | 2006
2007年 09月 21日

史蹟夕張鉱(北炭夕張鉱)

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2006年09月25日・北海道夕張市高松


ホンモノの坑道は
炭鉱の歴史を語り、
迫り来る実態は
人びとを幻惑に誘う。

刹那な戸惑い

暗闇を照らす陽射しが、
現実への道標。


                          ●Canon EOS Kiss DN + EF-S18-55mm 1:3.5-5.6 Ⅱ


   ◇     ◇     ◇     ◇     ◇


北炭夕張鉱は坑道を見学させることができるように、当初から計画されて掘られたもの。
すでに1936(昭和11)年には『模範坑道』として皇族が見学した記録が残っている。
1977(昭和52)年の北炭夕張炭鉱閉山後、
1980(昭和55)年からは『ゆうばり石炭の歴村・石炭博物館』の一施設として現在の展示形態になり、
多くの見学者を迎えた。
 
 
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by mori-to_coa | 2007-09-21 08:00 | 2006
2007年 09月 11日

旧 北炭真谷地炭鉱・貨車積ポケット

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2006年09月25日・北海道夕張市真谷地


残されたもの

風雪を刻んだ構造物
草深い谷と広い空、照りつける太陽

すべては遠い記憶の中に…


                          ●Canon EOS Kiss DN + EF-S18-55mm 1:3.5-5.6 Ⅱ


   ◇     ◇     ◇     ◇     ◇


1959(昭和34)年に完成した日本で初めての完全オートメーション化された選炭工場の一施設。
ここから鉄路を使い多くの石炭を運び出した。
1987(昭和62)に北炭真谷地炭鉱が閉山になってからは荒れ、傷みが激しいが、
夕張の多くの旧炭鉱施設が解体されている中、
規模の大きい施設は炭鉱産業繁栄の歴史を伝えるものとして貴重な存在である。
 
 
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by mori-to_coa | 2007-09-11 20:45 | 2006
2007年 09月 01日

旧 北炭真谷地炭鉱楓鉱・発電所跡

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2006年09月25日・北海道夕張市楓


新たに描かれた物語は終わり、
ふたたび沈黙の時を迎える。


                          ●Canon EOS Kiss DN + EF-S18-55mm 1:3.5-5.6 Ⅱ


   ◇     ◇     ◇     ◇     ◇


1913(大正2)年、北炭真谷地炭鉱への給電(1000kw)を行うために造られた。
しかし他の発電所の操業もあって6年後には不定期的な運用なり、休止状態にされることが多かった。
1926(大正15)に出力5万kwを誇った北炭清水沢発電所が稼動を始めると、
その必要性がほとんどなくなり1928(昭和3)年に廃止される。
その後、炭鉱が閉山となる1987(昭和62)年まで繰込所・安全灯室などとして使われた。

また1991~1994(平成3~6)年には『石炭ガラス工芸館』として使用されため、
内部の構造と外観の一部に改修が加えられている。

 
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by mori-to_coa | 2007-09-01 00:00 | 2006
2007年 08月 22日

旧 北炭真谷地炭鉱楓鉱・巻揚げ機跡

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2006年09月25日・北海道夕張市楓


失われたその向こう側に、つづく路。


                          ●Canon EOS Kiss DN + EF-S18-55mm 1:3.5-5.6 Ⅱ


   ◇     ◇     ◇     ◇     ◇


楓鉱単独のデータは少ない。
北炭の組織改革によって、管轄も真谷地炭鉱→登川炭鉱→真谷地炭鉱と変動している。
閉山は1987(昭和62)年。
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by mori-to_coa | 2007-08-22 20:00 | 2006
2007年 08月 12日

根室缶詰・旧生産工場②

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2006年09月24日・北海道根室市本町


ゆっくりと、ゆっくりと解体される工場。

タイミングを見計らって何度か足を運んだが、
望むようなシャッターチャンスには出逢えなかった。


                          ●Canon EOS Kiss DN + EF-S18-55mm 1:3.5-5.6 Ⅱ
 
 
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by mori-to_coa | 2007-08-12 20:00 | 2006
2007年 08月 02日

根室缶詰・旧生産工場

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2006年09月04日・北海道根室市本町


経済が世界的な合理化・集約へ進む時代、
それは一国の地方が刻んで来た記憶や想いも変えてしまう。

情報が世の中のすべてを左右する現在、
止めようのない流れの中に消えゆくものが多い。


                          ●Canon EOS Kiss DN + EF-S18-55mm 1:3.5-5.6 Ⅱ


   ◇     ◇     ◇     ◇     ◇


1919(大正8)年、創業者である山本国之助が北海道根室市で海産物問屋を始める。
1933(昭和33)年、国後島に『ハナサキガニ』の缶詰工場を設立し、操業を開始。
戦後の1949(昭和24)年には新たに根室市に缶詰工場を建設する。
現在では製品原料を旬の根室近海産の天然物に限定し自社で買付、
また製造にも化学調味料等の食品添加物を一切排除した生産をおこなっている。

写真の工場は生産ライン統合のために2003(平成15)年に設備を移設し閉鎖。
建設年代が古い木造建築の工場跡を、何らかの利用をしながら保存を模索していたが、
2007(平成18)年に解体された。
 
 
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by mori-to_coa | 2007-08-02 23:45 | 2006