<   2007年 10月 ( 4 )   > この月の画像一覧


2007年 10月 31日

旧日本軍本土防衛陣地・友知トーチカ1, 2

e0074643_22151065.jpg
e0074643_22153376.jpg


2006年11月20日・北海道根室市友知


忘れかけた記憶は、
蒼い空の下から再び発信される。


                          ●Canon EOS Kiss DN + EF-S18-55mm 1:3.5-5.6 Ⅱ


   ◇     ◇     ◇     ◇     ◇


これらは第二次世界大戦の末期、本土防衛のために、
1944(昭和19)年の夏から翌年にかけて旧日本陸軍が急造したもので、
その建設には多大な労力を必要としたが、度重なる作戦変更に目的を失い、
また実戦に使われることもなかった。

市内には関連施設を含めると18ヶ所(トーチカは15基)が現存しているが、
戦後、土地とともに払い下げられたため個人所有のものが多く、
すでに存在しないものや2007年に解体されたものもあり、その存亡は安泰ではない。

ただこの友知トーチカのように映画やプロモのロケ地として使用されるなど、
有効活用の方向性が見えつつある現状でもある。

*トーチカとは堅固なコンクリート製の銃火器を設置した防衛陣地のことをいう。
 
 
[PR]

by mori-to_coa | 2007-10-31 00:00 | 2006
2007年 10月 21日

旧 大夕張森林鉄道 夕張岳線・第1号橋梁

e0074643_2352796.jpg


2006年09月26日・夕張市南部青葉町


湖上に浮ぶ幾何学の連続は
私たちを幽閉された世界に導くようだ。


                          ●Canon EOS Kiss DN + EF-S18-55mm 1:3.5-5.6 Ⅱ


   ◇     ◇     ◇     ◇     ◇


広大な森林から木材を切り出すために、古くは川による流送と積雪期の馬橇が利用されていた。
しかし昭和に入ると林業の規模が大きくなり、専用の鉄道が必要となる。
それにより1934(昭和9)~1963(昭和38)年にかけて夕張岳線を含めた5線区、計72.5㎞の森林鉄道網が整備された。
その後、三弦トラス橋は大夕張ダム建設ためのルート変更によって架けられたが、
1966(昭和41)年、路線全廃により放置されている。
たった4年間という短命であったが、普通は鉄道橋には使用しない構造を用いている貴重な存在である。

ただ現在おこなわれているダムの嵩上げ事業と平行して解体する案も上がっており、
その動向が心配されるところだ。
 
 
[PR]

by mori-to_coa | 2007-10-21 00:00 | 2006
2007年 10月 11日

旧 北炭清水沢発電所

e0074643_0593376.jpg


2006年09月26日・夕張市清水沢清栄町


炭鉱産業の繁栄の記憶は
時とともに薄れている。

当時を伝えるものが次々と姿を消し、
『観光』という名のもとに
陳腐化している現在(いま)、

石炭を知らない世代も
この谷底に残された要塞に
その力の大きさを知るだろう。


                          ●Canon EOS Kiss DN + EF-S18-55mm 1:3.5-5.6 Ⅱ


   ◇     ◇     ◇     ◇     ◇


1926(大正15)年に北炭の自家発電用に造られる。
発電力を増やすために増改築を繰り返し、炭鉱専用発電所としては有数の大きさとなった(出力5万kw)。
現在、一部が残る建物は1941(昭和16)年に造られたもの。

1987(昭和62)年に同社の夕張市最後の北炭真谷地炭鉱が閉山になり、この発電所も1991(平成3)年に休止になる。
1998(平成10)年からは解体が始まり、すでに半分以上が消失したが、
あまりにも巨大な構造物だったため完全に姿を消すには、もう少し時間がかかりそうである。
 
 
[PR]

by mori-to_coa | 2007-10-11 01:00 | 2006
2007年 10月 01日

旧 三菱大夕張鉄道・旭沢橋梁

e0074643_2053501.jpg


2006年09月26日・夕張市鹿島明石町/千年町


鉄骨で組み上げられた橋が、
自然の造形美を魅せているようで、
その優雅さに時間(とき)を忘れた。

相反するものでも、
長い歳月とともに融合を見せる。



                          ●Canon EOS Kiss DN + EF-S18-55mm 1:3.5-5.6 Ⅱ


   ◇     ◇     ◇     ◇     ◇


深い沢から立ち上る橋脚に支えられたトラスガーター構造の設計は異質そのもの。
独特の形状には人を惹きつける存在感があるうえ、経年により周りの自然とも調和しているように想える。

この鉄道は1897(明治11)年に三菱大夕張炭鉱の専用鉄道として敷かれ、
石炭輸送だけでなく、職員とその家族をはじめとする地域住民の交通手段として愛された。
廃止は1987(昭和62)年。
 
 
[PR]

by mori-to_coa | 2007-10-01 00:00 | 2006