遠い記憶、忘れられた風景。

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2007年 11月 21日

旧日本軍本土防衛陣地・引臼レーダー

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2007年4月23日・北海道根室市歯舞


60年以上の月日が流れ
人々の想いが薄れていく中、
この遺構は、その記憶を呼び戻す
接点であるかのようだった。


                          ●Canon EOS Kiss DN + EF-S10-22mm 1:3.5-4.5


   ◇     ◇     ◇     ◇     ◇


第二次世界大戦末期の1944(昭和19)年から翌年にかけ、
根室半島にはアメリカ軍の上陸に備えて、本土防衛のための施設が建造された。
それは敵を向かい討つための陣地であるトーチカが多い。
ただ中には飛行場や電探所(地下施設)もあり、当時の状況を知る興味深い一群と呼べる。
幸運にも戦後、それらはほとんどが放置されたままで、今でもかなりの数の姿を見ることができる。
このレーダー施設跡もその一つで、少し離れたところにある電探所関連の設備だと考えられている。

 
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by mori-to_coa | 2007-11-21 19:45 | 2007
2007年 11月 11日

旧日本軍本土防衛陣地・落石トーチカ1

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2007年3月26日・北海道根室市落石西


崖の斜面を利用して造られたトーチカは
崩れ落ち無残な姿をさらしている。

海岸浸食は自然の生態系だけではなく、
その地に刻まれた歴史にもダメージを与え、
すべてを消し去ろうとしていた。


                          ●Canon EOS Kiss DN + EF-S10-22mm 1:3.5-4.5


   ◇     ◇     ◇     ◇     ◇


このトーチカは銃眼口が2ヶ所ある複雑な構造をしていた。
残念ながら海岸の浸食により建造された斜面が削られてズリ落ち、
本体が90度横向きに倒れている。
また鉄筋を使っていないため接合の弱い部分から分裂し、およそ4分割された。
 
 
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by mori-to_coa | 2007-11-11 20:00 | 2007
2007年 11月 01日

旧 根室拓殖鉄道・路床跡

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2007年3月26日・北海道根室市双沖


鉄道は北海道開拓のため
その物流の有効手段として活躍する。

それは網の目状に全道に延びた国鉄に留まらず、
炭鉱や森林鉄道、農道の役割を果たした殖民軌道と
じつに多くの路線が存在していた。

この最果ての地にも
住民と豊饒の海からの海産物を運ぶ小さな鉄路が
エンジン音を響かせていた歴史がある。

モータリゼーションが支配した現在、
失われゆく、おだやかな時代の記憶。


                          ●Canon EOS Kiss DN + EF-S10-22mm 1:3.5-4.5


   ◇     ◇     ◇     ◇     ◇


1929(昭和4)年に開業した市制施行前の根室町と合併前の歯舞村の15.5㎞を結ぶ鉄道。
駅は始点・終点を含めて5駅、レール幅も762㎜と簡易で小さな地方鉄道であった。
ただガソリンを燃料として走るガソリンカーを使用。
また後年客車用に改造されたが、荷物を運ぶトラック型の車輛『銀龍号』のユニークな存在は、
鉄道ファンの間で有名である。
1959(昭和34)年にバス転換され廃線になったが、会社は現在も『根室交通』としてバス輸送を行っている。
 
 
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by mori-to_coa | 2007-11-01 20:00 | 2007