遠い記憶、忘れられた風景。

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2008年 05月 27日

旧国鉄・有蓋貨車ワム80000(JR石勝線・夕張駅旧駅舎)

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2007年10月06日・北海道夕張市富岡


めぐり歩いた過去は
厳しい現実か

いま終着の地に着く


                          ●Canon EOS KissDN + EF18-55mm 1:3.5-5.6Ⅱ


   ◇     ◇     ◇     ◇     ◇


国鉄がJRに移行する時、北海道では多くの古い木造駅舎が貨車を代用したものに置き換えられた。

夕張では1985(昭和60)年に路線長を1.3㎞短縮し、市役所併設の市民会館の前に
有蓋緩急車ワフ29500×2両+有蓋車ワム80000×1両の計3両を使った駅舎が登場した。
これは駅舎もホーム挟んで引かれた線路上にあるというユニークな形状をしていたが、
市制を引く街の顔として、その評判はよくなかった。
5年後にはホテル建設など観光開発に絡み更に路線長を800m短縮し、
現在の場所に瀟洒な3代目駅舎が建設されて、短期間の使用に終わっている。

その後、待合室に使われていたと思われるワフ29500×2両は、
石炭の歴史村にあるSL館近くで休憩室として使用され、
このワム80000は倉庫として使われているのか、
旧アドベンチャーファミリー付近の駐車場脇に置かれている。

また初代駅舎は廃止後、歴史村の事務所として使われていたが、
道道の付け替え工事により2007(平成19)年に解体された。
 
 
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by mori-to_coa | 2008-05-27 00:00 | 2007
2008年 05月 20日

ゆうばり石炭の歴史村・旧 アドベンチャーファミリー

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2007年10月06日・北海道夕張市高松・福住


時代が廃墟を左右する。

豊富な鉄材は、
形を変えて新たな姿を
新たな地に現すだろう。


                          ●Canon EOS KissDN + EF-S10-22mm 1:3.5-4.5
                                           + EF17-55mm 1:3.5-5.6Ⅱ


   ◇     ◇     ◇     ◇     ◇


炭鉱の街として栄えた夕張市が、観光地への転換を計るための中心的な存在が
多くの展示施設とレストラン・売店が存在し、子供のいる家族向けの遊園地『アドベンチャーファミリー』のある
『ゆうばり石炭と歴史村』であった。

ただその営業については開園当初から赤字を出すような状態で、
また市も集客力を高めるために多様に展開させた観光開発などがもとで、
膨大な借金に持ちこたえることができず財政再建団体となった。
そのため、第3セクター『ゆうばり石炭と歴史村観光』は先行して、
2006年11月29日、約7,400,000,000円の負債を残し自己破産。

施設はその後、民間企業により営業が再開されたが、
維持費等を捻出するのが困難なためアドベンチャーファミリーは、そのまま廃止されることになった。
しかも鉄材価格が好調のため、すでに解体売却する方向で話が進んでいる。

*なお敷地内にある石炭博物館では、夕張市の変遷や炭鉱産業・石炭について深く知ることができる。

追記:2008年6月5日、施設の解体が始まりました。

 
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by mori-to_coa | 2008-05-20 00:00 | 2007
2008年 05月 13日

旧 北炭北海道支店石炭分析所・試料調整室跡

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2007年10月06日・北海道夕張市鹿の谷山手町


煉瓦の持つ力

気品の高さと暖かさ
そして懐かしさ


                          ●Canon EOS KissDN + EF-S10-22mm 1:3.5-4.5
                                           + EF55-200mm 1:4.5-5.6Ⅱ


   ◇     ◇     ◇     ◇     ◇


この地域の石炭は灰分の少ない高カロリーの石炭(コークス)の産出が多く、
それは鉄鋼業などの工業用として使われた。
品質管理のため、この分析所では同社の各炭鉱から生産されるそれらの石炭の分析を行っていた。

現在は個人所有となっていて、倉庫として利用されているようである。

 
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by mori-to_coa | 2008-05-13 00:00 | 2007
2008年 05月 06日

旧 新炭鉱労働組合事務所

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2007年10月06日・北海道夕張市清水沢清陵町


残されたものもあれば、
残るものもある。


                          ●Canon EOS KissDN + EF-S10-22mm 1:3.5-4.5


   ◇     ◇     ◇     ◇     ◇


日本の炭鉱の掘進・掘削作業は地下深い坑道での作業であったため、重労働と危険をともなっていた。
炭鉱産業の終期は常に海外炭との価格差に対応しなくてはならなく、
その生産は下請け会社の炭鉱員によって成り立っていた複雑さがあった。

旧事務所は現在、他社の所有となっているようだが、終期に紆余曲折きわめた炭鉱だけに
この労働組合事務所で繰り広げられた人間模様が浮ぶような建物である。

 
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by mori-to_coa | 2008-05-06 17:00 | 2007